凍った土の中から1万年前にいなくなった動物が見つかる

「ホラアナライオン」はマンモスと同じ時代にいた肉食の動物で、1万年ぐらい前に全部いなくなったと言われています。今までホラアナライオンの化石はあまり見つかっていないため、詳しいことはわかっていません。
日本とロシアの研究グループは15日、ロシアのサハ共和国の凍った土の中からおととし、ホラアナライオンの赤ちゃんを2匹見つけたと発表しました。この中の1匹は体の大きさが40cm、重さが3kgでした。顔には毛が残っていて、眠っているように見えるぐらいきれいでした。
研究グループが詳しく調べると、このホラアナライオンは5万年以上前に生まれて、まだ1か月になっていない赤ちゃんだとわかりました。
研究グループの東京慈恵会医科大学の鈴木直樹教授は「ホラアナライオンが今のライオンと何が違うかや、どのような所で生きていたか調べたいです」と話しています。
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