カヌーの選手が別の選手の飲み物に禁止の薬を入れる

カヌーの日本選手権という大会が、去年9月に石川県でありました。日本カヌー連盟などは9日、この大会に出た鈴木康大選手が、小松正治選手の飲み物に禁止されている薬を入れたと発表しました。
試合のあと、禁止されている薬を使う「ドーピング」をしていないかどうか調べる検査があります。薬が入った飲み物を飲んだ小松選手は、去年10月から試合に出ることができなくなりました。
このことを知った鈴木選手は、日本カヌー連盟と関係がある人に、自分が小松選手の飲み物に薬を入れたと伝えました。鈴木選手は、東京オリンピックの代表になりたいと思っていました。しかし「力では小松選手に勝つことができないと思ってやってしまいました」と話しています。
このため、ドーピングをなくす活動をしているJADAは、鈴木選手は8年間試合に出ることができないと決めました。そして、小松選手は試合に出ることができるようにしました。
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