息子を刺した父親「川崎市の事件を見て心配になった」

6月1日、44歳の男性が東京の練馬区にある家で刺されて亡くなりました。警察は、76歳の父親を逮捕しました。父親は農林水産省で次官をしていたことがあります。
警察によると、父親は「息子は仕事をしないで、ほとんど家にいました。家族は息子が中学生のときから暴力を受けていました」などと話しています。
事件の前、近くの小学校では運動会をしていました。父親は、息子がうるさいと言ったので、叱ったと言っています。先週、51歳の男が川崎市で小学生など20人を刺した事件がありました。この男も仕事をしないで家にいました。父親は「川崎市の事件を見て、息子もほかの人に危険なことをするかもしれないと心配になりました」と警察に話しています。
警察は、父親が息子のことを誰にも相談できなくて悩んでいたと考えています。
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