「1分の給料56円を払いなさい」裁判所がJRに言った
2020年6月、JR西日本の運転士が電車を車庫に入れるときに間違えて、仕事が終わる時間が1分遅れました。JR西日本は1分の給料56円を運転士に払いませんでした。運転士は、会社が1分の給料を払わないのは法律に違反していると言って、裁判所に訴えました。
今月19日、岡山地方裁判所は「運転士は間違えたことがわかったあと、予定どおりの仕事をしました。このため、1分の給料をもらうことができます」と言って、56円を払うようにJR西日本に言いました。
この運転士は今月の初めに病気で亡くなりました。一緒に働いていた運転士は「彼によく頑張ったと言いたいです。これからは私たちが意見を言って、会社のルールをよくしていきたいです」と話しました。
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