福島第一原発 処理した水を海に流し始めてから1年
東京電力の福島第一原子力発電所では、2011年の事故のあと、放射線を出す物質を処理した水がたまっています。東京電力は去年の8月24日、処理した水に海の水を入れて、薄くして海に流し始めました。
中国は、処理した水を海に流すことに反対して、魚や貝などを日本から輸入することを止めました。
農林水産省によると、去年9月から今年6月までの水産物の輸出は、前の年の金額と比べて16.9%少なくなりました。ほたては中国にたくさん輸出していました。このため、ほたての会社は中国以外の国をさがして輸出しています。
漁業をしている人の団体は「中国に輸出できなくて、大きな被害を受けています」と言っています。日本の政府は「科学的な理由がないので、輸入を止めないように言い続けます」と説明しています。
Original | Permalink |