今年の夏はうなぎが足りなくなるかもしれない
日本で食べるうなぎのほとんどは、養殖したうなぎです。12月から次の年の春に、うなぎの子どもの「しらすうなぎ」を海でとって、池に入れて大きく育てます。水産庁によると、去年12月に池に入れた「しらすうなぎ」は0.2tでした。これは前の年の3%で、とても少ないことがわかりました。
NHKがうなぎをたくさん養殖している県に聞くと、宮崎県でとれた「しらすうなぎ」は前の年の約2%、鹿児島県で約1%でした。静岡県は0.04%、愛知県は0.02%だけでした。
水産庁は、中国や台湾でもあまりとれていないため、輸入も難しいと言っています。
「しらすうなぎ」がとれない原因はわかっていませんが、海の水の流れが変わったためだと言う人もいます。
水産庁は「たくさんの人がうなぎを食べる夏に、うなぎが足りなくなるかもしれません」と話しています。
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