冬の海の温度が低くなった紀伊半島 さんごに大きな被害

紀伊半島の周りの海は、さんごがたくさん集まっていることで有名です。
環境省によると、紀伊半島の周りでは、冬の海の平均の温度が今までで3番目に低くなりました。このため環境省は3月、さんごに被害がないかどうか20の場所を調べました。紀伊半島の西側の和歌山県では16の場所を調べました。その結果、全部の場所で死んでいるさんごが見つかりました。90%ぐらいが死んでいた場所もありました。
紀伊半島の近くの海には、いつもは黒潮という暖かい海の水の流れがあります。しかし、黒潮が紀伊半島から遠く離れたため、冬に海の温度が低くなったと環境省は考えています。
環境省は「さんごが育つまで時間がかかるので、これからもチェックを続けていきたいと思います」と言っています。
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