高速増殖炉「もんじゅ」を壊してなくす最初の大事な作業
福井県敦賀市にある高速増殖炉の「もんじゅ」は、1994年に運転を始めました。「もんじゅ」は、ほかの原子力発電所とは違って、燃料をナトリウムで冷やします。しかし、ナトリウムが漏れる事故やトラブルが続いたため、運転したのは250日だけでした。国は2016年に「もんじゅ」を壊してなくすと決めました。
30日、「もんじゅ」を壊してなくすための最初の大事な作業が始まりました。原子炉の近くにある燃料を別の所に運びます。今年中に100本の燃料を運ぶ計画です。
国は「もんじゅ」のために1兆円使ってきました。「もんじゅ」を壊してなくすにも3750億円が必要だと考えています。しかし、燃料を片づけるために必要なお金などを計算していないので、全部でいくらかかるのかわかっていません。
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