宇宙の研究をする「スーパーカミオカンデ」の中を見せる
岐阜県飛騨市の地下1000mの所には、「ニュートリノ」を調べるために東京大学が建てた「スーパーカミオカンデ」があります。ニュートリノは、物質を作っている最も小さい粒子の1つです。
スーパーカミオカンデは直径と高さが40mで、丸い形のセンサーが壁に1万個以上ついています。このセンサーは、宇宙から飛んで来たニュートリノと水がぶつかったときに出るとても弱い光を感じることができます。2015年には、スーパーカミオカンデを使って研究をした梶田隆章さんがノーベル賞をもらいました。
スーパーカミオカンデの中にはいつも5万tの水が入っていますが、工事のために水を外に出しました。12年前にできてから、水を出したのは初めてです。来月になったら中にまた水を入れる予定です。
東京大学の中畑雅行教授は「珍しいので、みなさんに中を見せようと思いました。宇宙の歴史を知るために、これからも世界トップの研究を続けたいと思います」と話していました。
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