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京都大学きょうとだいがく本庶ほんじょたすくさんがノーベル医学いがく生理学賞せいりがくしょうをもらう

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京都大学きょうとだいがく特別とくべつ教授きょうじゅ本庶ほんじょたすくさんが、今年ことしのノーベルしょう医学いがく生理せいりがくしょうをもらうことになりました。本庶ほんじょさんは76さいで、京都市きょうとしまれました。

ひとからだなかにある免疫めんえき細胞さいぼうは、そとからインフルエンザのウイルスなどがはいると、攻撃こうげきして病気びょうきなおします。本庶ほんじょさんは1992ねん免疫めんえき細胞さいぼうなかに「PD-1」という物質ぶっしつがあることをつけました。そして、この物質ぶっしつはたらきをめると、免疫めんえきがよくはたらくようになることをつけました。がんの細胞さいぼうは、この物質ぶっしつ使つかって免疫めんえき細胞さいぼうから攻撃こうげきされないようにしていることもわかりました。

この研究けんきゅうから、免疫めんえき細胞さいぼうががんの細胞さいぼう攻撃こうげきするようにする「オプジーボ」というあたらしいくすりができました。

本庶ほんじょさんとおな研究けんきゅうをしたアメリカのジェームズ・アリソンさんも一緒いっしょにノーベルしょうをもらいます。

本庶ほんじょさんは「このくすり病気びょうきがよくなったひとから、あなたのおかげですとわれることがあります。そんなときは、自分じぶん研究けんきゅう本当ほんとう意味いみがあったとおもいます」とはなしていました。