子どもが手や足に力が入らなくなる病気に気をつけて
「急性弛緩性麻痺」は、かぜをひいたときのように熱やせきなどが出たあと、手や足などに力が入らなくなってまひする病気です。この病気になった人の多くは子どもです。この病気はウイルスが原因の1つだと考えられていますが、はっきりとした原因や治し方などがわかっていません。
アメリカでは4年前に1000人以上、今年の10月にも100人以上の人がこの病気になりました。
日本では国の研究所が今年5月からこの病気になった人の数を調べ始めました。8月までは1か月に10人ぐらいでしたが、9月から増え始めて、10月は28日までに42人でした。6か月では86人でした。
研究所の人は「熱やせきが出たあと、子どもが手や足を動かさなくなったり歩かなくなったりしたら、すぐに小児科の専門の医者がいる病院に行ってください」と話しています。
Original | Permalink |