パレスチナ 20年前に日本があげたピアノでコンサート
パレスチナのガザ地区には、グランドピアノという大きなピアノが1台だけあります。戦争で壊れると、直して使っていました。長い間戦争があったため、このピアノが誰の物かわからなくなっていました。日本の外務省が調べると、政府が文化のための活動に使ってほしいと考えて、1998年にプレゼントしたピアノだとわかりました。
25日の夜、ガザ地区でこのピアノを使った記念のコンサートを行いました。日本人のピアニストがピアノを弾いて、日本人の歌手が昔からある日本の歌を歌いました。ピアノとアラブの楽器でパレスチナで人気がある曲を演奏すると、集まった人たちもみんな一緒に歌いました。
パレスチナ人の女性は「日本のピアノは、私たちと一緒に大変な戦争を経験してきた仲間のようです。日本に心からありがとうと言いたいです」と話していました。
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