NASA「宇宙に1年いても健康に問題はない」
宇宙飛行士のスコット・ケリーさんは2015年の3月から1年ぐらい、国際宇宙ステーションにいました。ケリーさんは宇宙にいる間に、地球で50年の間に受けるより多くの放射線を受けて、重力のない所に長い間いました。
NASAなどのグループは、ケリーさんの体が変わったかどうか、双子の兄弟と比べました。その結果、年をとると短くなる染色体の「テロメア」という部分が、宇宙では短くなりにくいことがわかりました。免疫やDNAを直す一部の遺伝子も変わっていました。
地球に帰ってから6か月過ぎると、テロメアの長さは普通に戻りましたが、一部の遺伝子は戻りませんでした。
グループは「ケリーさんの体に大きな問題はありませんでした。宇宙に1年ぐらいいても健康に問題はありません」と言っています。
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