クラゲが泳ぐ理由が遺伝子の研究でわかってきた
クラゲは、サンゴやイソギンチャクと同じグループの生き物です。小さいときはサンゴなどと同じように海の底に付いていますが、大きくなると海の中を泳ぐようになります。どうしてクラゲだけが泳ぐようになったのか、沖縄科学技術大学院大学とドイツのチームが研究しました。
研究チームが2種類のクラゲの遺伝子を調べると、それぞれ2万ぐらいの遺伝子がありました。そして、この中の97の遺伝子だけが、クラゲが泳ぎ始めることに関係があるとわかりました。研究チームは、97の遺伝子が泳ぐための筋肉や目を作って、クラゲが泳ぐようになったと考えています。
研究チームは「これから別のクラゲの遺伝子も調べて、昔から今まで、クラゲがどのように変わってきたか研究したいと思います」と話しています。
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