長崎に原爆が落とされてから74年 平和を祈る式
9日、長崎に原爆が落とされてから74年になりました。原爆で亡くなった人は18万2601人です。この中で、去年からの1年に亡くなった人は3402人です。
長崎市が行った平和を祈る式には、5900人が出席しました。原爆が落とされた午前11時2分になると、みんなで静かに祈りました。
長崎市の田上市長は、核兵器を作ったり使ったりすることを禁止すると国連で決めた条約に入るように、日本政府に言いました。
安倍総理大臣は「核兵器をなくすために、核兵器を持っている国と持っていない国の両方と話し合いをします」と言いましたが、国連の条約については何も話しませんでした。
長崎市の75歳の女性は「私は1歳半だったので、何も覚えていません。母は原爆について何も話さないで亡くなりました。父は原爆で亡くなったので顔を見ることもできませんでした。戦争のない平和な世界になってほしいです」と話していました。
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