体が動かなくなる病気の舩後さんが国会で初めて質問する
舩後靖彦さんは、今年の夏の選挙で参議院の議員になりました。体が動かなくなるALSという病気で、大きな車いすを使っています。舩後さんは7日、国会の委員会で初めて政府に質問しました。
舩後さんは、チューブのような物をかんでパソコンを動かしました。そして、「質問の方法などを考えてくれてありがとうございました」という文章を、パソコンから音を出してあいさつしました。
そのあと秘書が舩後さんの代わりに「障害があるかどうかに関係なく、子どもたちがみんな一緒に勉強できるようにしてほしいです」と質問を読みました。もう一度質問するときは、舩後さんが目でボードの字を示して、秘書が読みました。
委員会は、舩後さんが質問する間は時間が減らないように時計を止めました。舩後さんが質問できる時間は25分でしたが、全部で45分かかりました。舩後さんは「これからは質問の時間に気をつけます」と話しました。
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