船で被ばくした男性 ローマ教皇に手紙を送る
漁船に乗っていた大石又七さんは65年前の1954年、太平洋にいたとき、アメリカが行った水爆の実験で被ばくしました。船に乗っていた23人は被ばくして、長い間入院しました。85歳の大石さんも、肝臓のがんや肺の病気になって、長い間苦しんできました。
大石さんは、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が原爆を落とされた長崎と広島に来ることを知って、手紙を送りました。
手紙では、水爆の実験で船が被ばくしたことや、苦しんで亡くなった仲間のことを書きました。そして、「この事件のことを知らない人が多いですが、忘れてはいけないと思います。核兵器がない未来にするために、平和への願いを発表してください」と書きました。
ローマ教皇は23日に日本に来て、24日に長崎と広島に行きます。
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