「焼き場に立つ少年」写真を撮った人の息子にローマ教皇が会う
24日、キリスト教のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、戦争のとき原爆が落とされた長崎で、平和について話をしました。ローマ教皇の横には「焼き場に立つ少年」という写真がありました。ローマ教皇は今までもこの写真を使って平和の大切さを伝えていました。
この写真は、アメリカのカメラマンのジョー・オダネルさんが、原爆が落とされたあとの長崎で撮りました。10歳ぐらいの男の子が、目を閉じた子どもを背負っている写真です。ジョーさんは「男の子は亡くなった弟を火葬するために待っていました」と説明していました。
ローマ教皇は話が終わると、ジョーさんの息子のタイグ・オダネルさんに会って、あいさつをしました。
タイグさんは「世界中の人が父の写真を見て、長崎の悲しい経験を決して繰り返してはいけないと思ったでしょう」と話しました。
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