国の委員会「福島第一原発でたまる水は海か空気の中に出す」
東京電力の福島第一原子力発電所では、8年前の事故のあと、放射線を出すトリチウムなどが入っている水をたくさんのタンクにためています。
しかし、あと3年ぐらいでタンクを置く場所が足りなくなると東京電力は言っています。このため、たまり続ける水をどうするかが問題になっています。
経済産業省の委員会は、2つの方法の案を出しました。
1つは、国が決めた安全の基準よりトリチウムなどを薄くしてから、水を海に流す 方法です。委員会は、この方法はほかの原子力発電所でしていると言っています。
もう1つは、水を1000℃ぐらいにして空気の中に蒸発させる方法です。この方法は、事故があったアメリカの原子力発電所でしたことがあります。
委員会は、どちらの方法も海や空気、健康にほとんど問題が出ないと言っています。
国はこれから福島県などでいろいろな人の意見を聞くことにしています。しかし、魚をとる仕事をしている人たちは、強く反対しています。
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