障害がある19人が刺されて亡くなった事件の裁判が始まる
神奈川県相模原市で4年前、障害のある人が生活する施設で、19人が刺されて亡くなりました。8日、この事件で逮捕された植松聖被告の裁判が始まりました。
裁判で植松被告は19人を殺したことなどを認めました。
そのあと弁護士が「被告は事件を起こしたとき精神に障害がありました。責任をとる力がなかったので、罪になりません」と言いました。
植松被告は「皆様に深くおわびします」と謝ったあと急に、自分の手を口に入れようとして暴れました。このため、午後は被告が出席しないで、裁判が続きました。
植松被告は障害がある人を差別する考えで事件を起こしたと言っています。東京大学の先生で障害がある熊谷晋一郎さんは裁判のあと、「どうして事件が起こったのか、重い障害がある人と社会との関係などいろいろなことから考えてほしいです」と話していました。
裁判の判決は3月に出る予定です。
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