胃と大腸のがんを40%見つけられなかった可能性 青森県
青森県は、がんで亡くなった人の割合が12年続けて日本で最も高くなりました。このため県は、2011年度に10の町と村でがんがあるかどうかチェックする検査を受けた2万5000人の調査をしました。
その結果、検査で問題ないと言われてから1年以内に、胃のがんだと言われた人が40%いました。大腸のがんは42.9%、子宮の入り口のがんは28.6%、肺のがんは16.7%、乳房のがんは14.3%でした。胃と大腸のがんの検査では、40%ぐらいを見つけることができなかった可能性があります。
この調査をした弘前大学の松坂方士さんは「40%は驚くほど高いです。これが、がんで亡くなる人が多い原因の1つかもしれません。もっといい検査にしなければなりません」と話しています。
国立がん研究センターは「青森県以外でも調査をしたほうがいいと思います」と言っています。
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