地震のとき高いビルが揺れる 緊急地震速報で危険を伝える

気象庁は震度5弱以上の地震を予測したときに「緊急地震速報」を出します。2月1日から、地震で高いビルがゆっくり大きく揺れる「長周期地震動」も速報を出すと決めました。

揺れの大きさで1から4のレベルがあります。立っているのが難しいレベル3と、手やお腹を床につけないと動くことができないレベル4を予測したときに速報を出します。
地震が起こったところから遠く離れていても高いビルが揺れることがあります。このため、地震に近い場所とは別の場所にあとから速報を出すこともあります。
気象庁によると、2000年から今までにレベル3以上の長周期地震動があった地震は33回ありました。
気象庁の人は「高いビルは家具が倒れたり動いたりしてとても危険です。速報が出たら自分を守ってください」と話しています。