「先天梅毒」になった子どもが今まででいちばん多い
梅毒は、細菌が原因の病気で、性的な関係があったときなどにうつります。薬や注射で治すことができますが、治療しないと、ひどい症状が出ることがあります。今年、梅毒になった人はとても増えています。
梅毒になった女性が妊娠すると、赤ちゃんにもうつって「先天梅毒」になる危険があります。赤ちゃんが亡くなることや、赤ちゃんの耳や皮膚に問題が出ることがあります。
国立感染症研究所によると、今年「先天梅毒」だとわかった子どもは10月4日までに32人いました。いちばん多かった2019年は1年に23人で、今年はそれより多くなっています。
専門家は「梅毒がうつったことを知らないまま、治療を受けないで妊娠する女性が増えているようです。妊娠する前に治療することが大切です。梅毒が心配な場合は、男性も女性も検査を受けてください」と話しています。
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