東京大学「教授が論文でうそのデータを使っていた」
東京大学の分子細胞生物学研究所の渡邊嘉典教授たちが科学の雑誌に出した論文で、うそのデータなどを使っていたと大学が発表しました。
東京大学によると、渡邊教授たちは本当は実験をしていないのにうそのデータを使ってグラフを作ったり、写真の色や明るさを変えたりしていました。大学は、渡邊教授たちが2008年〜2015年にアメリカやイギリスの雑誌に出した5つの論文の中に、正しくないグラフや写真が16あったと言っています。
この5つの論文の研究のために、国などは14億8000万円以上出しています。
渡邊教授は「論文に書いた意見は間違っていないと考えています。しかし、正しくないグラフなどを使ったことは申し訳ないと思っています」と言っています。そして、5つの論文を正しく直したり、取り消したりすることにしています。
Original | Permalink |