群馬県 緑色に光る「蛍光シルク」の繭を農家が育てる

シルクはカイコという虫が作る繭からできます。農業の研究をしている農研機構は、カイコの遺伝子を変えて、緑色に光る「蛍光シルク」を世界で初めて作りました。今までと違う新しいシルクを作ったら、高い値段で世界の国に買ってもらうことができると考えたためです。
農研機構と群馬県の研究所は、2年前から「蛍光シルク」をたくさん生産する研究を一緒に始めました。
群馬県の研究所は、農家の人たちが先月から育てた170kgぐらいの「蛍光シルク」の繭を届けてもらいました。集まった繭は、縦4cm、横2.5cmの丸い形をしています。LEDの光を当てて黄色いフィルターを使うと、緑色に光って見えます。
来年1月ごろ京都の工場で、繭から部屋の飾りや舞台で使うシルクを作ってもらう予定です。
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