土地や山の高さを早く測ることができるようにする

国は今まで、土地や山の高さを測るとき、80m先までの土地の高さの差を測る機械を使って、少しずつ調べていました。この方法では、日本全部の土地や山の高さを調べるために10年ぐらいかかります。
2011年の東日本大震災では、地面が大きく動いて、土地の高さが変わった所がたくさんありました。土地の高さを測る仕事に7か月ぐらいかかったため、もう一度まちをつくる計画ができるのが遅くなりました。
このため国土地理院は、もっと早く測ることができるように、新しい方法を使うことにしました。新しい方法では、GPSなど人工衛星で調べた土地の高さのデータと、飛行機で空から調べたデータを使います。
国土地理院は「これからは災害のあと、もう一度まちをつくることが早くできるようになります。車で使うカーナビは、もっと正確に道の案内ができるようになります」と話しています。
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