北海道の地震 警察などが壊れた家に人がいないかさがす
6日、北海道の広い場所で大きく揺れる地震がありました。震度7だった厚真町では、たくさんの場所で山が崩れました。泥が山から流れて、近くにあった家がたくさん壊れました。警察や消防などは、壊れた家などに人がいないかさがしています。NHKが7日の午後2時までに警察や町などに聞いて調べると、亡くなった人は11人、心臓と呼吸が止まっている人は7人、どこにいるかわからない人は22人でした。
地震で発電所が止まったため、北海道全体で電気が止まりました。世耕経済産業大臣は7日の午前、半分ぐらいの場所で電気を使うことができるようになったと言いました。しかし、電気が全部戻るまでには1週間以上かかりそうだと言いました。
厚生労働省などによると、午前5時半には34の市町村で水が出なくなっていて、自衛隊などが水を配っています。
新千歳空港では、地震のあと空港を使うことができなくなりました。電気が戻って、7日の午前から飛行機が飛ぶことができるようになりました。
JRも全部止まっていましたが、7日の昼から北海道新幹線の運転を始めました。札幌駅と新千歳空港の間を走る電車も午後から走り始めました。そのほかの特急や電車はまだ止まっています。
気象庁は「1週間ぐらいは大きく揺れる地震が起こるかもしれません。雨が降ると、山が崩れるかもしれないので気をつけてください」と言っています。
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