原爆で亡くなった女の子の折り紙の鶴をアメリカに贈る

広島の平和公園にある「原爆の子の像」は、佐々木禎子さんという女の子がモデルです。禎子さんは1945年8月、2歳のときに原爆の被害を受けたあと、病気になって12歳で亡くなりました。亡くなる前、禎子さんは元気になることを祈りながら、折り紙の鶴をたくさん作りました。
禎子さんのおいの佐々木祐滋さんは、世界の人に平和の大切さを伝え続けていて、今までに日本や外国の博物館など13の場所に禎子さんの鶴を贈りました。
原爆が落とされてから72年になる今年の8月6日、禎子さんの鶴をアメリカのユタ州にある博物館に贈ることになりました。この博物館は、広島に原爆を落としたアメリカの軍が訓練をしていた場所にあります。
祐滋さんは「決して戦争をしてはいけないというメッセージを、アメリカと一緒に世界の子どもたちに伝えたいです」と話しています。
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