かぜのとき抗菌薬は役に立たない 半分の人が知らなかった
細菌が増えないようにする「抗菌薬」という薬は、かぜやインフルエンザなどウイルスが原因の病気のときは役に立ちません。
国立国際医療研究センター病院は、インターネットで721人に抗菌薬について質問しました。その結果、抗菌薬はかぜのとき役に立つと答えた人と、インフルエンザのとき役に立つと答えた人は、どちらも約50%でした。半分ぐらいの人が間違えていることがわかりました。
かぜのときに医者からもらいたい薬について聞くと、30%の人が「抗菌薬」と答えました。しかし、かぜをひいた人が抗菌薬を飲むと、「耐性菌」という細菌が増えて病気のとき薬が役に立たなくなる危険があります。
この病院の医者は「抗菌薬についてみなさんに正しく知ってもらうことが必要です」と話しています。
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