APEC アメリカと中国の対立で首脳宣言を出さないで終わる
17日と18日、太平洋の周りの国が経済などについて話し合うAPECの会議がパプアニューギニアでありました。日本やアメリカ、中国、ロシアなど21の国や地域のリーダーが集まりました。
会議では、貿易の問題で中国とアメリカが対立しました。
中国の習近平国家主席は、アメリカについて「自分の国の利益だけを大切にするやり方が世界の経済をおかしくしている」と言いました。アメリカは「中国は自分の国だけに利益がある貿易をしている」と言いました。
対立が続いたため、会議で「首脳宣言」を決めることができませんでした。「首脳宣言」を出さないで会議が終わったのは、APECが始まった1993年から今までで初めてです。
議長をしたパプアニューギニアの首相は「世界中がアメリカと中国の貿易の問題を心配しています」と言いました。
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