地方の医者を育てるための「地域枠」の学生が少ない

医者が足りない地方のために、大学の医学部には普通の定員以外に都道府県の「地域枠」の定員があります。地域枠の学生は、都道府県から奨学金などをもらう代わりに、卒業したあと決められた地方で働かなければなりません。
厚生労働省が調べると、2018年度に22の大学にある23の府と県の地域枠で、入学した学生が定員より20%以上少なくなっていました。
大学の中には、入学試験のときに普通の学生と地域枠の学生を分けない大学がたくさんありました。入学したあとに地域枠に入りたいか学生に聞いたため、地域枠に行きたい学生は定員より少なくなりました。
地域枠の学生が少なかった奈良県は「将来必要になる医者を育てることができなくて残念です」と話していました。
国は大学に、地域枠の学生は分けて入学試験をするように言っています。
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