NHK Easierイーシア

Press F to toggle furigana
Press D to toggle dictionary

Single Story

New: Download all stories of March 2017 as EPUB

福島県ふくしまけんから避難ひなんした大勢おおぜいひとが「いやなことをわれた」

Story illustration

NHKは早稲田大学わせだだいがくなどと一緒いっしょに、東京電力とうきょうでんりょく原子力げんしりょく発電所はつでんしょ事故じこがあった福島県ふくしまけんからほかのけんなどに避難ひなんしたひとたちにアンケートをおこないました。アンケートにこたえた741にんのうち、半分はんぶんぐらいの334にんが、避難ひなんしたあと、まわりのひとからいやなことをわれたり、されたりしたことがあるとこたえました。

このなかでいちばんおおかったのは、避難ひなんしたひと東京電力とうきょうでんりょくからもらったおかねのことでした。「東京電力とうきょうでんりょくからおかねをもらっているから給料きゅうりょうげる必要ひつようがないとわれた」とこたえたひとがいました。そのほか、「くるまきずをつけられた」や、「んでいる団地だんち行事ぎょうじることができなかった」とこたえたひともいました。

会社かいしゃいやなことをわれた男性だんせいは「2人ふたりどももいじめられたので、福島県ふくしまけんからたことはわないようにしています」とはなしていました。

早稲田大学わせだだいがく教授きょうじゅは「避難ひなんしたひとたちはいえやふるさとをなくして、いまもつらい生活せいかつをしていることをわすれないでほしいです」とはなしています。