iPS細胞を使った「脊髄損傷」の治療が始まる
iPS細胞は、神経など体のいろいろな部分に変わることができる細胞です。慶応大学のグループは、「脊髄損傷」の治療にiPS細胞を使う研究をしています。国は18日、このグループが作った計画を行ってもいいと言いました。
事故などで背中の骨の中にある神経が傷ついて「脊髄損傷」になると、手や足などを動かすことができなくなります。日本では毎年5000人ぐらいの人がなっていて、治すことは難しいと言われています。
グループの計画によると、まず人のiPS細胞から神経に変わることができる細胞を200万個ぐらい作ります。そして、神経が傷ついた所にこの細胞を入れます。入れた細胞が神経に変わって、体の動かなかった部分を動かすことができるようにしたいと考えています。
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