日本文学を長い間研究したドナルド・キーンさんが亡くなる
日本文学を50年以上研究していたドナルド・キーンさんが、24日、東京の病院で亡くなりました。96歳でした。
キーンさんは、1922年にアメリカで生まれて、海軍の学校で日本語を勉強しました。そして京都大学に留学したあと、アメリカのコロンビア大学の教授になって、日本文学の研究を続けました。
キーンさんは、日本文学についてたくさんの本を書いたり、日本で昔から続いている能や歌舞伎、日本の文化について意見を発表したりしました。古い時代の本などたくさんの本を英語に翻訳して、日本文学を世界に紹介しました。
キーンさんは日本でいろいろな賞をもらっていて、2008年には文化勲章をもらいました。
2011年の東日本大震災のあとには日本にずっと住むことを決めて、日本の国籍を取りました。キーンさんは「日本にいることは幸せです。日本人が大好きです」と話していました。
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