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アトピー性せい皮膚炎ひふえんでかゆくなる原因げんいんのたんぱく質しつがわかる

2017-01-11 16:00:00 +0900 (JST)

「アトピー性せい皮膚炎ひふえん」は、皮膚ひふが赤あかくなって、とてもかゆくなる病気びょうきです。かゆくなるのは、細胞さいぼうが「ＩＬー３１」という物質ぶっしつを作つくりすぎるためだとわかっていますが、どうやって作つくるのかなどはわかりませんでした。

九州大学きゅうしゅうだいがくの研究けんきゅうグループは、マウスを使つかって実験じっけんをしました。その結果けっか、アトピー性せい皮膚炎ひふえんになると、細胞さいぼうの中なかで「ＥＰＡＳ１」というたんぱく質しつが増ふえていることがわかりました。「ＥＰＡＳ１」が増ふえないようにすると、「ＩＬー３１」が少すくなくなりました。人ひとの細胞さいぼうを使つかった実験じっけんでも同おなじことがわかりました。

研究けんきゅうグループは、アトピー性せい皮膚炎ひふえんでかゆくなる原因げんいんは「ＥＰＡＳ１」だと考かんがえています。このため、かゆくならないようにする新あたらしい薬くすりを作つくることができるかもしれないと言いっています。