3万年前と同じように木の船で海を渡ることができた
国立科学博物館などのグループは、3万年ぐらい前の人たちが船で今の台湾から沖縄に来たと考えています。そして、その人たちがどうやって海を渡ったか、研究を続けています。
7日、木でつくった船に男性と女性が5人乗って、台湾を出発しました。この船は3万年前にあった石の道具を使って、1本の木からつくりました。長さは7.5mです。
5人は太陽や星の場所を見ながら、どこへ進んだらいいか考えて、船を漕ぎました。船は45時間かかって、9日の昼ごろ、台湾から200kmぐらいの沖縄の与那国島に着きました。乗っていた女性の1人は「本当にうれしいです」と泣きながら話していました。
国立科学博物館の人は「3万年前に海を渡った人たちが本当に大変だったことがよくわかりました」と話していました。
Original | Permalink |