「人工衛星が増えて星を調べることが難しくなりそうだ」
通信などに使う人工衛星は、これから急に増えそうです。アメリカの会社は新しい通信の仕事をするために、1万2000の人工衛星を打ち上げようとしています。
国立天文台は、人工衛星が増えると、星を調べることが難しくなるかもしれないと考えています。そして、人工衛星を使う会社の人たちと協力して、この問題を解決したいと言いました。
アメリカの天文台が撮った写真には、白い光の線がたくさん写っていて、星を調べることができなくなっているものもあります。白い線は、アメリカの会社が打ち上げた60の人工衛星に、太陽の光が反射してできました。
国立天文台は、人工衛星が出す電波も、星を調べるときに邪魔になるかもしれないと心配しています。そして、「人工衛星には光を反射しにくい材料を使うことが必要です。星を調べるときに使う電波と違う周波数の電波を人工衛星に使ってもらう必要もあります」と話しています。
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