新幹線 停電しても走ることができる
JR東海は、来年の東京オリンピックの前から、東海道新幹線で「N700S」という新しい車両を使います。「N700S」は、地震や台風などで停電して電気を使うことができないときでも、リチウムイオン電池で走ることができます。電池で走るシステムは、新幹線のように速く走る鉄道では世界で初めてです。
10日、このシステムを使って走る試験が静岡県三島市でありました。停電したときと同じようにするため、車両の上にあるパンタグラフを下げて、電気を送ることを止めました。
試験に使った新幹線は16の車両のうち4つにリチウムイオン電池があります。この電池で動き始めて、時速30kmまでスピードを上げました。そして、2kmぐらい走りました。
JR東海は「このシステムを使って、地震や台風などのときも、みなさんが安全に新幹線を利用できるようにしたいです」と話しています。
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