熱中症にならないために気をつけること

気温が高くなると、「熱中症」になる人が多くなります。熱中症になると、頭が痛くなったり、めまいや吐き気がしたりします。亡くなることもあります。
1.外に出るとき
2.家にいるとき
3.熱中症になったとき
4.子どもとお年寄りは特に気をつける
5.熱中症になりやすい気温と時間
6.天気予報を調べる
【1.外に出るとき】
暑い日に外に出るときは、涼しくて汗を吸いやすい服を着るようにしてください。帽子や日傘を使うと、涼しくなります。そして、のどが渇いていなくても水を飲んで、たくさん汗が出たときには塩分を取ってください。
【2.家にいるとき】
気温や湿度が高いと、家の中でも熱中症になることがあります。熱中症で亡くなった人の80%が家の中で具合が悪くなったというデータがあります。家にいるときは、エアコンや扇風機を使って涼しくしましょう。窓にはカーテンやすだれをかけて、部屋に入る太陽の光を弱くしましょう。
【3.熱中症になったとき】
熱中症のようになった人がいたら、涼しい場所に連れて行って寝かせましょう。そして、首やわきの下などを冷たい物で冷やしたり、うちわなどで涼しくしたりします。それから、少しずつ水などを飲ませてください。名前を呼んでも答えることができないときなどは、すぐに病院に連れて行きましょう。
【4.子どもとお年寄りは特に気をつける】
子どもは背が低くて、熱い地面に近い所にいるため、大人より3℃以上暑く感じると言われています。ベビーカーに乗っている赤ちゃんはもっと地面に近いため、もっと暑いです。お年寄りは、暑さやのどが渇いていることを感じにくいため、体の水分が足りなくなっても自分ではわからないことがあります。子どもやお年寄りが水がほしいと言わなくても、必要だと思ったら家族が飲ませるようにしましょう。
【5.熱中症になりやすい気温と時間】
東京消防庁によると、気温が28℃以上になると、熱中症で病院に運ばれる人が増えます。25℃ぐらいでも、湿度が高いと熱中症になることがあります。熱中症で病院に運ばれた人の25%は、夜や朝に運ばれています。夜や朝でも、気温があまり下がらないときは、エアコンや扇風機などを使うようにしましょう。
【6.天気予報を調べる】
気象庁は、気温がとても高くなりそうなときに「高温注意情報」を出して、熱中症に気をつけるように言います。テレビやインターネットの天気予報などを見て、熱中症にならないようにしましょう。
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