AIで昔の字を正しく読むシステムを作るコンテスト
日本では昔、「くずし字」という字をよく使っていました。くずし字は、字の形を崩して書くので、正しく読むのが難しい字です。
「人文学オープンデータ共同利用センター」などは、AIを使ってくずし字を今の字に直すシステムを作りました。そして、このシステムを利用して、くずし字をもっと正しく読むためのシステムを作るコンテストを行いました。コンテストには日本や外国の会社など300ぐらいのチームが出ました。何千枚もあるくずし字の写真を、どのくらい正しく読むことができるか競争しました。
優勝したのは中国のチームで、95%正しく読むことができました。日本人では、1人でシステムを作った福岡県の土井賢治さんが3番になりました。土井さんのシステムは、94%以上正しく読みました。
センターの人は「日本にはくずし字で書いてある昔の資料が何億冊もあります。AIが、くずし字で書いた大切な資料を読むのを手伝ってくれると思います」と話していました。
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