180年前に作った望遠鏡 鏡の形の正確さは今と同じレベル
滋賀県長浜市で生まれた国友一貫斎は、日本で初めて反射望遠鏡を作った人です。望遠鏡には1836年と書いてあります。
この望遠鏡を持っている長浜市などは、望遠鏡の「主鏡」という鏡について、東京にある国立天文台に調べてもらいました。
その結果、鏡の真ん中が少し低くなった形を正確に作る技術は、今売っている望遠鏡の鏡とほとんど同じレベルでした。
国立天文台の人は「とてもびっくりしました。今は鏡を作るときに長さや深さを調べる器械があるので、調べながら直すことができます。昔は器械がなかったのに、こんなに正確な形の鏡を作ることができたのは、高い技術と熱い気持ちがあったからだと思います」と話しています。
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