ジカ熱が広がった国 社会や経済のマイナスは2兆円

南アメリカのブラジルなどたくさんの国で2015年から「ジカ熱」が広がりました。ジカ熱はウイルスを持った蚊に刺されてうつる病気です。おなかの中に赤ちゃんがいる女性がこの病気になって、脳に障害がある赤ちゃんが生まれたりしています。
発展途上国の社会をよくするために活動している国連のUNDPなどは、ジカ熱で社会や経済にマイナスの影響がどのくらいあったか調べました。
ジカ熱が広がった国では、病気を治すためにたくさんお金がかかったり、観光の収入が少なくなったりしています。その金額は、2015年から今年までに全部で2兆円ぐらいになるとUNDPなどは考えています。
WHOは去年11月、ジカ熱が広がる心配はなくなったと発表しました。しかし、南アメリカなどの国では社会や経済への影響が大きくなっています。
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