地球温暖化で台風のスピードが遅くなって被害が大きくなる
気象庁の気象研究所などのグループは、地球温暖化が今と同じように進むと、台風が移動するスピードがどう変わるか調べました。
その結果、日本の緯度と同じくらいの場所では、西から東に強く吹く偏西風が今より北で吹くようになります。台風を東に動かす風が弱くなって、台風のスピードが遅くなることがわかりました。21世紀の終わりごろには東京の近くで10%ぐらい遅くなって、平均のスピードは時速31kmになります。
台風のスピードが遅くなると、同じ場所で雨がたくさん降ったり、とても強い風が吹いたりする時間が長くなります。
気象研究所は、地球温暖化を止めないと台風の被害が今より大きくなる可能性があると言っています。
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