木の中を食べてしまうカミキリムシの被害が増えている
「クビアカツヤカミキリ」というカミキリムシは中国やベトナムなどで生まれた虫で、たくさん卵を産みます。幼虫は、桜や桃、梅などの木の中に入って木を食べるため、花が咲かなくなったり、果物ができなくなったりします。
この虫は、日本では2012年に初めて見つかりました。森林総合研究所が調べると、今までに東京都、群馬県、栃木県、埼玉県、愛知県、大阪府、徳島県で見つかりました。被害があった木は切っていますが、虫を全部殺すことはできません。
森林総合研究所は、このままだと桃や梅をつくっている農家に大きな被害が出る可能性があると考えています。花見ができなくなる場所もあるかもしれないと言っています。
森林総合研究所は、この虫を殺すための新しい薬が必要だと考えて研究を始めています。
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