高校の「生物」 「覚えることばを減らして考える科目に」
高校で勉強する「生物」では、覚えなければならない大切なことばを2000以上習います。ほかの理科の科目より覚えなければならないことばが多くなっています。
日本の科学者が集まった「日本学術会議」は、生物で覚えなければならない大切なことばを今の25%ぐらいに減らして、512にしたほうがいいと言いました。
例えば、動物の種類を分ける大切なことばは10以上習いますが、6つに減らす案を出しました。科学者や遺伝子の名前なども減らします。試験では、ことばを覚えているかどうか聞く問題を減らすように言っています。
日本学術会議は、国や教科書を作っている会社に案を伝えて、試験や教科書を変えてもらいたいと考えています。
この案をまとめた東京大学の中野明彦教授は「ことばを覚えるだけではなくて、生物について考える科目にしてほしいです」と話しています。
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