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アルツハイマー病びょう　原因げんいんのたんぱく質しつを取とるとよくなる可能性かのうせい

2017-02-07 11:30:00 +0900 (JST)

国立精神こくりつせいしん・神経医療研究しんけいいりょうけんきゅうセンターの荒木亘あらきわたるさんたちのグループは、「アルツハイマー病びょう」の研究けんきゅうをしています。アルツハイマー病びょうは、脳のうがうまく働はたらかなくなる病気びょうきです。

研究けんきゅうでは、ねずみの脳のうの神経しんけいの細胞さいぼうに「アミロイドベータ」というたんぱく質しつを入いれて、この病気びょうきの初はじめのころの脳のうと同おなじ状態じょうたいにして実験じっけんしました。アミロイドベータはこの病気びょうきの原因げんいんと考かんがえられています。

ねずみの細胞さいぼうは２つのグループに分わけました。１つはアミロイドベータを入いれたままにして、もう１つは取とって、ない状態じょうたいにしました。その結果けっか、入いれたままにした細胞さいぼうでは、病気びょうきが悪わるくなっていました。しかし、取とった細胞さいぼうでは、初はじめのころにあった異常いじょうがほとんどなくなっていました。

アミロイドベータを取とると、アルツハイマー病びょうの初はじめのころの異常いじょうがなくなる可能性かのうせいがあることが実験じっけんでわかったのは初はじめてです。