「こうのとり」 宇宙ごみを片づけるための実験に失敗
JAXAは去年の12月、国際宇宙ステーションに荷物を届ける宇宙船の「こうのとり」を打ち上げました。「こうのとり」は荷物を届けたあと、「宇宙ごみ」を片づけるための実験を行う予定でした。
宇宙には使い終わったロケットの一部などの宇宙ごみがたくさん残っているため、世界の国が片づける方法を考えています。JAXAは、「こうのとり」から出した金属のワイヤーで宇宙ごみに電気を流して、大気圏で燃やそうと考えています。
「こうのとり」は1月28日に国際宇宙ステーションを出発して、ワイヤーを出そうとしました。しかし、ワイヤーを出すことができなかったため、実験は失敗しました。「こうのとり」は2月6日、大気圏に落ちてなくなりました。
JAXAは、失敗した原因を調べて研究を続けたいと言っています。
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