津波のときは高い所に走って逃げることを伝えるイベント

岩手県釜石市では、7年前の東日本大震災の津波で大勢の人が亡くなりました。「津波のときは急いで高い場所に逃げる」ということを伝えるために、高い所まで走る「韋駄天競走」というイベントを毎年行っています。「韋駄天」は走るのが速い人のことです。
今年は3日に「韋駄天競走」がありました。町の中から高い所にある寺まで、286mの坂を休まないで走って登ります。3歳から58歳までの120人以上が走りました。
小さな子どもを連れたお父さんやお母さんは、子どもとしっかり手をつないで、一生懸命走っていました。
23歳の男性は「津波で亡くなる人がいなくなってほしいと思いながら走りました」と話していました。
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