畑で見つけた黒く光る石は46億年前にできた隕石
岐阜市の三津村勝征さんは6年前、畑で黒くて光る石を見つけました。三津村さんは珍しいと思って、この石を玄関に飾っていました。三津村さんはそのあと新聞で、100年以上前に岐阜市などに隕石が落ちたという記事を読んで、この石を大学で調べてもらいました。
東京大学などが調べると、この石は重さが約6.5kgで、93%が鉄の隕石だとわかりました。ニッケルが少ないタイプの隕石で、このタイプの隕石が日本で見つかったのは初めてです。このタイプの隕石は、46億年ぐらい前に太陽系が作られるときに熱で溶けた鉄が集まってできたと考えられています。
専門家は「この隕石は、太陽系がどうやってできたか調べるためにとても大切な資料です」と話しています。
Original | Permalink |