ベトナム ベトちゃんとドクちゃんの手術から30年
ベトナムのベトちゃんとドクちゃんは双子で、体の下のほうがつながって生まれました。ベトナム戦争のときに、アメリカ軍が木や草を枯らす薬をまいたためだと考えられています。2人は1988年、体を離す手術をしました。手術は成功しましたが、兄のベトちゃんは2007年に亡くなりました。
4日、手術から30年になった記念の式がホーチミンでありました。式には、ドクさんの家族や手術をした医者、協力した日本人など100人が出席しました。手術に参加した医者は、世界でもとても難しい手術だったと話しました。
ドクさんは「亡くなった兄にいつも感謝しています。兄の代わりに、皆さんにありがとうと言いたいです」と話しました。式のあとドクさんは「30年はとても早かったです。私の経験をみなさんに伝えて、今つらいと思っている人たちが少しでも幸せになるような手伝いをしたいです」と話していました。
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